感想

村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランド読みました。読んでる最中、気持ちが入り過ぎてすんごい疲れた。どきどきしたりハラハラしたり悲しくなったり絶望的な気持ちになったり嬉しくなったりほっとしたりとても面白かったです。羊をめぐる冒険も好きなんだけど、それよりも全然好きだなあ。私(計算士)と僕(夢読み)と俺(影)とすべて同じ人なのに場所や置かれてる立場が違うとそれぞれに色々な気持ちの揺れ動きがあるからみんな別人のようで不思議な気持ちになった。私は眠りについたあと、博士の手によって何年後かに元に戻ることができるのかなあ。ピンクのスーツの娘を抱いたのかなあ。図書館の彼女とはまた会えるのかなあ。僕は図書館の彼女の心を彼女に伝えることができたのかなあ。森での暮らしはどのくらい辛くて厳しいのかなあ。俺はたまりに飛び込んで元の世界に戻ることができたのかなあ。俺だけが戻っても生き残れるのかなあ。

私だったらどうするだろうってもんやり考えたけど、分からなくて怖くなった。けど、こんなことがこの世にはあるのかもしれないって考えたらちょっとこの世界が好きになれるような気がする。私がぼんやり生きている間に地下の暗闇の中を誰かが進んでいるかもしれないし、部屋の中を短時間で疲れも見せずに破壊できる人がいるかもしれないし、銀のブレスレットを外さずに誰かと寝ている人がいるかもしれない。きっとそんな人もいるかもって思える。きっといるよね。私が知らないだけで。私が死ぬまで一生知らない世界がたくさんあるんだろうなあ。

わたしゃもう村上作品の虜だな。次はねじまき島クロニクル。面白いかなあ〜