二年

わたしの心の支えだったあの人がこの世からいなくなって二年。不安しか感じられない春に思い出す。生きていたら二十三歳。でも、二十一歳のまま。わたし、もう一年も経たずに同い年になっちゃうよ。そして、すぐに追い抜いちゃってどんどん大人になっちゃうよ。遠く離れて、思い出せなくなって、大切じゃなくなっちゃうかもしれないことが怖い。もしも生きていたらって考えれば考えるほどわからなくなってくる。あの人が作ったものが、既にこの世から消えつつある。でも、わたしは完結しないで欲しい。だからわたしは忘れたくない。毎日毎日すこしでも考える。好きだったから。いまも好きだから。


さみしい季節だね。